其の十二 我流の産声

まだ見ぬ友へる言葉

大いに悩め、己のアイデンティティを模索する者よ。

アイデンティティとは、同一性、すなわち「《他ならぬ》それそのものであって他のものではない」という状態や性質のこと、あるいは、そのような同一性の確立の拠り所となる要素のことである。ー実用日本語表現辞典

自分と周りを比べて、どんな型にも当てはまらないとき、それは我流の誕生である。

お誕生日、おめでとう!
と、讃えてやれ。
その我流の産声を大切に聞け。

今は悩むだろう。
全てを放り出したい時もあるだろう。

しかしそれは、周囲にお手本がいないから、悩むのは当たり前だ。今は辛いかもしれないが、その経験が必ず報われる時が来る。

今は信じられないかもしれないが、世界には、お前のことを指折り数えて待っている人がいる。

全く予期せぬ場所と時間に、お前の一言で救われる人が必ず現れる。お前の苦闘があってこその言葉がある。

今はまだ、その機が熟していないだけだ。

この漢塾も最初は一人から始まった。それが今では全世界で完全非公式に次から次へとあれよあれよと偉人を輩出してきた。完全「非」公式に。

我流の産声を上げ始めたお前は、我々の仲間である。

Global Otokojuku 流の「漢」という同志だ。

漢とは、天空をも突き抜ける熱い志で、どんな困難にも負けない老若男女を指す。ー世界の漢塾塾生一同

塾の規模の云々はさておき、自己のアイデンティティに悩む塾生はお前だけじゃない。

友よ、後にも先にも右にも左にも、お前は「一人」であっても「独り」ではない。百人と一緒にいても孤独な人間はいる。

世に名を馳せる偉人達も、最初はそうであった。

偉人が偉人と呼ばれる前、彼らはしばしば変人と呼ばれてきた。文字通り、周囲の人間からすれば、変わっていたからである。

あいつは変だ。
あいつはおかしい。
あいつと関わるな。

そのような、言われなき罵倒の嵐の中を、彼らは歩いてきた。やがてその嵐すらも届かない領域へと達したとき、人はその軌跡を偉業と呼んだ。

これが真実である。

結局の所、真実が一番強い。

お前もありのままで良い。自分らしくあれ。

世界の漢塾へようこそ。

 

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