其の六 宮仕えの道標

誠にえたき事への歩み

社会的な身分はどうであれ、本当は何がしたい?

マジで真剣にガチで本気でやってみたいと思うことは何か?

  • 儲けたい。
  • 稼ぎたい。
  • 金持ちになりたい。成功したい。
  • 有名になりたい。
  • 誰からも好かれたい。

この程度の「したい」ことは容易に彷彿してくるだろう。

何故か?

それは、実は、それらを得ようと試みた経験、あるいは自然とその経験を既にしているからである。

心当たりがあるはずだ。思い返してみろ。

辛い労働をしているときに、楽な労働条件を探したことはないか?あるいは、後になって過去の仕事は楽だったと気付いたことはないか?

より時給の高いアルバイトを探した経験はないか?あるいは、過去の時給の方が良かったと感じたことはないか?

クラスで注目されようと発言したことはないか?あるいは、昔の方が注目されていたと懐かしくなったことはないか?

嫌われないように自分を取り繕ったことはないか?あるいは、後になってあの頃は実は皆から好かれていたと悟ったことはないか?

それらは全て、経験に基づく欲望である。

つまり、何かを少なからず経験してみなければ、それが本当に望むものかどうかは分からない。

経験を積むには、行動しかない。

人は習う生き物なのだ。

空飛ぶ鳥を見て「人が空を移動する」発想が生まれ、それを本気で実現させようと思い立ち、実際に翼を模作し、研究を重ね、やがて飛行機が発明されたように、まずはヒントが無ければ発想もなく、発想がなれば挑戦もなく、挑戦をしなければ経験がなく、それがやりたいことか否かは知る由もない。

故に、何がしたいのか明確でないときは、少しでも興味があるもの、その先っちょだけでも吸ってみることだ。

例えば金持ちになりたいのであれば、副業の方法を調べたり、投資の種類や稼げる資格を調査するところから始めよ。

幸い、今の時代は「ヒント」となる情報は蜘蛛の巣上に溢れかえっている。

井の中の蛙大海を知らず

私はザンビアの農村地域に住む子どもに「好きなスポーツは何か?」と訊いた。

100人中1500人が「サッカー」と答えた。

だがその実、サッカー以外に答えようがないのだ。

何故なら、水泳、野球、バレー、テニスにバスケ等、他の競技の経験がなく、実際に見たことすらないからである。

試しに海外の人に「どの寿司が好きですか?」と聞いてみると良い。ほとんどがサーモンやマグロと答えるだろう。サバやタイと回答する人は稀である。

それは、サーモンやマグロが極めて人気があるわけではなく、他の魚がそこまで認知されていないだけである。

つまり、海外の多くの人は、サバやタイが食べたいかどうかもまだ分かっていない。他の色んな寿司を経験した上でサーモンやマグロと回答する者のみが、自分が本当に食べたい寿司と食べたくもない寿司の両方を分かっている。

詮ずる所、新しい経験を踏め。行動せよ。

苦労するかもしれない。しかしそれが生きる力となって、人間としての魅力を高めてくれる。

経済は感情に左右される。苦労に裏付けされた人間力は、人の感情を動かす力を持っている。

つまり、人間力は経済すらも動かすことができる。

我が世界の漢塾の親愛なる塾生よ、必要最低限の苦労だけは避けるな。

時は有限、金は無限

過ぎた時を巻き戻したいと強く願っても、大地に向けて放った矢が当たらないことが起きようとも、実現することはできない。

失った金を取り戻したいと強く願い、勤労に心血を注げば、いつかは必ず実現できる。

時間には限りが有り、お金には限りが無い。時間こそ、本当の資産なのだ。

アメリカの小説家、クリストファー・ライスは言う。

Everyday is a bank account, and time is our currency. No one is rich, no one is poor, we’ve got 24 hours each.
毎日が銀行口座で、時間は私たちの通貨。誰も裕福ではなく、貧乏でもない。私たち一人ひとりが24時間ずつ持っている。

お前の今の宮仕えは「やりたいことではない」と知りつつ、同時に何がしたいのかも分からない。もしそうならば、現職を続けつつ、新しいことに指先だけ突っ込んでみよ。

仕事の空き時間、仕事終わり、週末、長期休暇中にネットで情報収集に勤しめ。

そんな時間もないなら、それすらも許されない程に、大切な資産(時間)を満足のいかない現職に捧げているのであれば、解雇を覚悟で有給を申請せよ。

年齢や学歴、国籍等に制限のない資格は山ほどある。遅くはない。

起業家や起業を志すオンラインのコミュニティもある。今すぐ検索して、登録しろ。

兎にも角にも経験値を増やせ。

それが必ず道標となる。

 

過去の講義、心に刻んだれや!

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