其の十六 安心しろ、俺が世界を変えてやる

世界を変える

よう、新井新だ。
早速だがお前達に朗報だ。

この度俺は、世界を変えることに全力を注ぐことにした。

手始めに、俺の愛する日本国の、大都市選挙に出馬する。

俺が当選した暁には、即効で以下3つを実行してやる。

1つ
俺を含め、政治家全員の年収を300万円にする。

2つ
選挙法の改善。

3つ
良き人割引、悪し人割増。

よし、では具体的に話してやろう。

漢の公約其の一

1つめに関してだが、言うまでもなく、くそみたいなくそどものくせに、国の税金を貰い過ぎだ。

もちろん、中には本当に国のことを考え、地域のことを考え、日々行動しているやつらもいるが、それはほんの一握り、いや、ひと摘まみだ。そんなくそどもには、年収300万円でも充分すぎる。

ことあるごとに会食を開きやがって、お前らはいったい何様のつもりだ。

腹が減ったのなら、廃棄になりそうなコンビニのおにぎりでも買って食え。

それでも食い足りないなら、ダンボール入りの肉まんか床に落ちたナゲットでも食え。

お茶は買うな、家で沸かせ。

茶葉は1回で捨てるな、5回使え。

外車に乗るな、歩け。

散髪するな、禿げろ。

お前らが人並みに使う税金など、この国にはない。

そもそも、平均年収より低所得になってでも国を良くしたい、と思っているやつが政治家になればいい。

そんなやつ、いるか?

いるじゃないか、お前達のそばに。

そう、つまり、俺だ。

漢の公約其の二

続いて、2つめの選挙法の改善だ。

今日本には選挙法と言うくそみたいな法律が存在する。そのくそみたいな法律のおかげで、くそみたいな立候補が、スーパーの前や街宣車でくそみたいな演説を繰り返す。同じことばかり繰り返しやがって、リピート再生じゃあるまいし。

仮に、そのスーパーの近隣に、病気の老人が住んでいたとしよう。老人は、昼夜問わずぐっすり眠りたいはずだ。しかし、立候補者は、そんなことは関係なく演説を繰り返す。老人は、「ここでの演説は止めてほしい」と思うが、法律に守られているため演説を止めさせる術はない。無理やり止めさせようとすると、選挙妨害として捕まってしまう。

そこでだ、俺が投票の仕組みを変えてやる。

現在の制度は、「当選してほしいやつ」に投票するものだが、それに加え「当選してほしくないやつ(落選してほしいやつ)」にも投票できる制度を設る。そうすることにより、迷惑な演説を繰り返すと「当選してほしくないやつ」に投票される恐れが発生する。そのため、近隣住民に気をつかい、迷惑な演説は激減されるだろう。

これで老人もぐっすり眠れるはずだ。

ちなみに俺は、路上での演説は一切しない。近隣住民に迷惑をかけたくないからだ。俺の演説はホームページで場所と日時を知らせる。興味があれば、覗きに来てくれ。

もちろん、参加費も賄賂もいらん。

耳くそだけ、くそほどほじってから来い。

漢の公約其の三

最後に、3つめの、良き人割引、悪し人割増だ。

この言葉だけではピンとこないだろうが、まさにそのままだ。

仮にコンビニで100円の水を買うとしよう。その時の客の態度が謙虚であれば、90円になり、横柄な態度であれば110円になる。

そうすることで、偏差値20以下のバカでも静かに謙虚に買い物ができるはずだ。奇跡が起これば、敬語が使えるようになることも夢じゃない。

なおこの制度は、コンビニ以外にも、飲食店、不動産、スーパー、光熱費、交通機関、保険など、全ての分野に取り入れる。

どうだ、少しは明るい未来が見えてきただろう。

最後に、もう一度繰り返す。

安心しろ、俺が世界を変えてやる

シェアする前に考えろ

漢になっちまうぜ?

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