其の十五 相対と絶対

較のしようがないもの

アリストテレスは獅子吼した。

幸福は人生の意味および目標、人間存在の究極の目的であり狙いである。
Happiness is the meaning and the purpose of life, the whole aim and end of human existence.

人生の目的は、幸せになることである。

周囲に左右されない、貴様だけの絶対的な幸せを手に入れることである。

隣人より大きな家に住めたら幸せなのか?
隣人が更に大きな家を建てたら不幸なのか?

そのように、他者と対比することで幸福度が左右されるものは、浅はかなまやかしである。

てめえだけが知っている唯一無二の絶対的な幸せ。

これを見つけることは容易ではない。何故なら、人は比較する生きものだからだ。

それを知っていてもなお、人は比較し続ける。例えば、女はその美を、男はその富を、誰の指示もなくいたずらに比較する。

相対的な幸せを求め続けた挙句、なんと下らないことか、とようやく気付く。

そして自分にとって本当に大切なもの、必要なものがぼんやりと見えてくる。

無いものではなく、有るものに目を凝らせ。

頭ではなく、心で感じるもの。世の中の競争相手が全てなくなっても、それでも手放したくないもの。

それがあれば、実は十分に幸せなのではないか。

そして何より、そう感じられるよう、心を磨け。

優しくも厳しい家族愛
麗しい真の友情
厳格な師弟関係
大自然の呼吸
逆境の克服
異文化との交流
異国情緒との接触
万学の探求
鋼の肉体の構築

心を磨く機会はたくさんある。

漢なら、今すぐ取り掛かれ。

 

過去の講義、受けたれや!

 

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